東ワシントン州 キャンプの旅
東ワシントン州、34℃の暑い日が続きます。(ちなみに今週ここは、38℃)
今回、ワシントン州の右端まで時間をかけて来たのは
コロナの感染が少なそうという理由ともう一つ理由があって
来ました。
この近くに夫のグランパ(おじいちゃん)の土地があります。
今は、夫の一族が所有しています。
土地と言っても建物も何もない小さい森です。
夫のおじいちゃんは、1930年代の世界大恐慌(グレート・ディプレッション)
を経験し、お金にばかり頼らない自立した生活もできるように
シアトル市内に住んでいましたが、庭に畑を作って
この土地に来ては、猟もしていました。
おじいちゃんは、学歴はなかったようですが、本をたくさん読んでいて
ミルクトラックの配達をして自分でなんでも作って生活していたようです。
夫が話す、おじいちゃんの話はなかなか興味深いです。
おじいちゃんの裏庭は芝生などではなく、果樹園と畑の庭で
夏に行くと、おばあちゃんがルバーブのアイスクリームを作って
くれたそうですが、美味しくなかったという思い出があるそうです。
時には、孫たち(夫の男3兄弟)を連れて、ミネソタ州まで
キャンプしながら旅をして、テントの設置や火のおこし方、魚の釣り方、いろんな事を
教えてくれたそうです。
そのおじいちゃんの土地をちょっと見に行きました。
わたしは、3回ほど行ってます。ハチも行った。
最後に行ったのは、もう10年以上前かな。
おじいちゃんの土地は、小高い丘にあり
所有地ラインらしき場所に車を止めて歩きます。
おじいちゃんの使ってたキャンピングカーがボロボロのまま
残ってましたが、まだあるかな?

昔の道がまだ残っています。どんどん進みます。

確か、この辺を右に曲がると
おじいちゃんのキャンピングカーがあったような、、、
あっ!

前と変わらず、そのままありました。

おじいちゃんが亡くなってもう、30年ぐらいになりますが
おじいちゃんのゴミもまだ残っています。

ここに、来ては鹿や七面鳥を狩っていたそうです。
夫が、ここで一泊キャンプしたかったようですが、、
なんか新しいクマらしきの糞があったのでやめときました。
おじいちゃんのお墓はシアトルにありますが
セントジョーンズワートの黄色いお花に埋もれた
おじいちゃんのキャンピングカーにいるような
気がします。
また、来るね、おじいちゃん。

道を下ってゆくと、この土地の隣に住んでいるご夫婦に
偶然会ったので、ちょっとだけポーチでお話しました。
「おぉ、久しぶりだね!覚えてるよ、前にも土地を見に
来ていて、会ったよね?どうぞ、入ってビールでもいかがかな?」と
とてもフレンドリーに招いてくれましたが、ご高齢ご夫婦だし
コロナ真っただ中だし、丁重にお断りしました。残念。
アメリカの田舎の方へ行くと、みんなとてもフレンドリーで
びっくりします。運転していて、すれ違う時も
小さく手を振ります。
この日も暑く、35℃ぐらいまで上がり
キャンプ場で水着に着替えて
湖で行水。
湖の水は冷たすぎて入れないのです。
「暑い!」「ひゃーーー!冷たい!」を
繰り返して時間を過ごしました。
次の日、シアトルへ向けてまた5時間の
車の旅です。
コロンビア川の横の大きな風力発電を
口をあんぐり開けて見ながら
帰路へとつきました。


| キャンプ | 07:48 | comments:9 | trackbacks(-) | TOP↑